押井守氏監修、3D仮想都市でトヨタが若年層のクルマ市場開拓

ココアの「meet-me」でトヨタが「TOYOTA METAPOLIS」を開設。未来を描き、人とクルマの新たな関係を創造するという。

» 2008年04月18日 16時02分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は、ココアが提供する3次元仮想都市サービス「meet-me」上に、カーライフをテーマとする「TOYOTA METAPOLIS」(トヨタメタポリス)の試用版を開設した。東京ドーム43個分の規模を仮想的に作り出し、2010年末までに累計100万人が来場する場として盛り上げていくという。

 トヨタが狙うのは、新たな情報発信媒体作りと若年層の開拓だという。人と車、地球と未来、夢、楽しさなどがコンセプトだ。昨今の環境問題への意識の高まりから、自然との共生を実現するのもメッセージであるとコメントしている。

トヨタメタポリス内に建つ「オートモール」

 「トヨタメタポリス」には、トヨタ車を展示する「オートモール」コーナーをはじめ、「ミュージアム」コーナーで歴代の名車や未来のクルマを体験できる。ほかにもさまざまなイベントが開催される「イベントホール」や、仲間が集う「コミュニティ広場」、住居施設の「レジデンス」などの仮想パビリオンなどを用意している。

 訪れる観覧者は、自らの分身となるアバターを設定し、独自のポイントと引き換えに新車やコンセプトカーなどを入手することができる。専用道路を運転し、リアルとはひと味違ったユニークなカーライフを体験できるという。

 このサービスの都市デザインは、近未来の都市空間がテーマとなっており、アニメーション監督として知られる押井守氏が監修を行った。デザインは平田秀一氏。

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