音声認識技術で議事録を簡単作成――NECがソフトの新版提供

内部統制も相まって議事録作成支援ソフトへの人気が高まっているという。NECとNECソフトウェア北海道は、VoiceGraphy1.2を販売する。

» 2008年04月22日 09時30分 公開
[ITmedia]

 NECとNECソフトウェア北海道は、従来版よりも操作性を向上させた音声認識議事録作成支援ソフト「VoiceGraphy1.2」を発売した。出荷開始は5月9日からの予定。

VoiceGraphy1.2

 新版では注釈機能や議事録スタイルの設定機能などを追加した。これにより、議事録の作成に掛かる時間を大幅に短縮できるという。

 NECは「議事録作成支援ソフトは地方議会や民間団体、企業などに需要がある」と発表文の中でコメントしており、今回の販売開始とともに愛知県議会、北海道美唄市議会が導入する予定であることも公表した。

 販売背景について両社は、「昨今の内部統制への対応がニーズの高まりに関係している」と述べている。今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。

 価格は、「VoiceGraphy1.2 音声認識サーバ」が180万円。音声を認識して文字化が可能になる。「VoiceGraphy1.2 データ管理サーバ」は60万円で、複数の音声認識サーバを管理できる。「VoiceGraphy1.2 編集ツール」は、音声を再生しながら音声認識サーバが文字化したテキストを編集でき、価格はパッケージで60万円となる。「VoiceGraphy1.2 言語モデル」は、ユーザー用辞書作成をサポートするもので300万円から。

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