フロントエンドからバックエンドまでを包括する、フェイルオーバークラスタパッケージの販売を開始した。
ターボリナックスは、冗長化による高可用システムを実現するフェイルオーバークラスタソフトウェア「Turbolinux CLUSTERPRO X 2.0」の販売を開始した。
このパッケージは、同社の「Turbolinux 11 Server」にNECのクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO X 2.0」をバンドルしたもの。フロントエンドからバックエンドのデータベースまでを冗長化でき、可用性の高いシステムを提供できるとしている。
ファイルやデータベースサーバを冗長化することで、自動的に障害を検知し、正常なサーバへと業務の引き継ぎを行うことができる。
この製品はTurbolinux Cluster HA 3.1の後継となるものであり、従来の機能を継承しつつ遠隔地におけるディザスタリカバリの機能を強化した。ほかにも、冗長化した複数のサーバで障害が起きた際、異常サーバを検知するための筐体ランプ点滅機能、管理者へのメール送信機能などをオプションで用意している。また、64ビット環境にも対応する。
価格は、63万円。パッケージには、Turbolinux 11 ServerのインストールCD/オプショナルCD(32ビット版、64ビット版含む)、Turbolinux CLUSTERPRO X 2.0 CDドキュメント(インストールガイド)などが含まれている。
オプション製品は、共有ディスクのデータミラーを実現する「Turbolinux CLUSTERPRO X Replicator 2.0」が21万円、遠隔クラスタ機能を実現する「Turbolinux CLUSTERPRO X Replicator DR 2.0」が84万円。
障害時の警告表示とメールによるアラート発信機能を実現する「Turbolinux CLUSTERPRO X Alert Service 2.0」が10万5000円。さらに、データベースサーバ監視を実現する「Turbolinux CLUSTERPRO X Database Agent 2.0」、Webなどのインターネットサーバ監視を実現する「Turbolinux CLUSTERPRO X Internet Server Agent 2.0」、ファイルサーバ監視の「Turbolinux CLUSTERPRO X File Server Agent 2.0」を提供する。3製品の価格はそれぞれ15万7500円。
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