マイクロソフト、学生に無償で製品を提供する「DreamSpark」を国内で開始

「Visual Studio」「Expression Studio」などの開発ソフトやデザインツールを無償でダウンロード提供するDreamSparkが日本でも正式に開始された。

» 2008年05月13日 15時17分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは5月13日、2008年2月にスタンフォード大学でビルゲイツ会長によって発表されたDreamSparkの国内展開を開始したことを明らかにした。

 DreamSparkは、学生を対象に、Microsoftのソフトウェア開発製品やデザインツールを無償で提供することで将来のIT人材育成支援とする学生支援プログラム。2月の発表後、米国、英国など11カ国では先行して開始されており、日本でも6カ月以内の開始がアナウンスされていたが、かなり早い段階での開始となった。

 DreamSparkでは、対象製品を無償でダウンロードできる。対象となるのは、国際学生証のSTUDENTに該当する大学生と、専門学校の本科生および高等専門学生4・5年生で、多くの学生は国際学生証の取得が必要となる。

国際学生証とは?

国際学生証(ISICカード:International Student Identity Card)は、世界青年学生教育旅行連盟(WYSETC: World Youth Student and Educational Travel Confederation)が発行しているユネスコ承認の世界的に共通の国際学生証。日本では全国大学生活協同組合連合会(NFUCA)が代表発行機関として加盟している。

大学生協事業センターなどでも取得可能で、年間料金として1430円が必要。


 ソフトウェアのダウンロードは、同日から運用を開始している。同社の学生向けコミュニティーサイト「Channel 8日本語版」を経由する形で行われる。また、日本での開始に当たって、対象ソフトウェアの利用方法を解説したオリジナルのトレーニングビデオ「DreamSpark 体験 CD」を5000枚作成、無償で配布する(全国大学生活協同組合連合会加盟の各大学生協店舗でも配布される)。

 同プログラムで対象となる製品は以下のとおり。

  • Visual Studio 2005 Professional Edition日本語版
  • Visual Studio 2008 Professional Edition日本語版
  • Expression Studio日本語版
  • Windows Server Standard Edition日本語版
  • SQL Server 2005 Developer Edition日本語版
  • XNA Game Studio 2.0(英語版)
  • XNAクリエイターズクラブ 12カ月間メンバーシップ

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