CiscoのIPS製品に脆弱性、アップデートで対処プラットフォームがダウン

Ciscoの不正侵入防御製品にサービス妨害(DoS)の脆弱性が存在する。

» 2008年06月19日 08時38分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは6月18日、侵入防御システム「Intrusion Prevention System」(IPS)に脆弱性が見つかったとして、問題を修正するソフトウェアアップデートを公開した。

 Ciscoのアドバイザリーによると、影響を受けるのはギガビットネットワークインタフェースを備え、インラインモードで導入されたIPSプラットフォーム。ジャンボイーサネットフレームの処理に脆弱性があり、カーネルパニックが発生してプラットフォームがダウンし、サービス妨害(DoS)状態に陥る可能性がある。

 深刻度は、共通指標CVSSのベーススコアで7.8(最大値10.0)となっている。

 Ciscoはこの問題に対処したIPS 5.1(8)E2と6.0(5)E2を6月20日までに公開する予定。なお、IPS 6.1(1)にはこの脆弱性が存在しないという。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ