読めない、書けない――漢字をどうする?今日から使えるITトリビア(2/2 ページ)

» 2008年06月28日 08時00分 公開
[吉森ゆき,ITmedia]
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読めない漢字をどうする?

メモ帳などにペーストした読めない文字をポイントし、変換してみよう(クリックで拡大)

 メールに「我が家の庭の女郎花が満開です」と書かれていたとしよう。「え? 女郎花ってどう読むの?」と思ったあなた。メール内の「女郎花」をメモ帳に貼り付け、文字を選択した状態にして[変換]キーを押してみよう。すると日本語入力システムは、「女郎花」の読み方を表示してくれる。なお、日本語入力システムにジャストシステムのATOKを利用している場合は、[Shift]+[変換]キーの操作になるので注意。

 読めないと困るのは、届いたメールだけではない。手書きの文章をPCに入力する作業で困るのが、読めない漢字を書くということだ。ふつう、日本語入力システムは、読みを入力して漢字に変換する。だから、漢字が読めないことには、変換することができない。では、どうするか。

 Windowsのシステムツールの一つに、「文字コード表」というものがある。ここには、Windowsで扱えるすべての文字が表示されるので、ここから読めない漢字を探し出しても良い。だが、コンピュータで扱える漢字は、第1水準から第4水準まで、なんと合計10,040字もある。読めない漢字をここから探し出すのは、とても骨の折れる作業だ。

IMEパッドの精度はとても高い(クリックで拡大)

 そんなときの強い味方になるのが、日本語入力システムである。Windows標準のMicrosoft IMEには、手書き入力をサポートする「IMEパッド」が用意されている。ここにマウスを使って文字の形を入力していけば、中央に候補の漢字が表示される。手書き入力は、改良に改良が重ねられ、相当な精度を誇っている。だから、多少汚い字でも筆順が違っても、問題なく認識してくれる。

 今回は、ムダ知識ではなく、覚えておいて損はない、役に立つネタだと思う。特に初心者は、こうした機能をほとんど知らないと思われる。ぜひ教えてあげよう。

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