Webサイト改ざん被害が急増、7月の国内ウイルスリポート国内で1万ページに被害か

トレンドマイクロは7月の国内におけるセキュリティ動向リポートを公開した。

» 2008年08月05日 15時15分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは8月5日、国内を対象とした7月の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。Webサイトの改ざんやUSBメモリに感染するウイルスの被害が目立っている。

 7月の不正プログラム感染報告数は、前月比2136件増の6368件となった。報告数のトップは、オンラインゲーム関連情報の盗難を目的とした「TROJ_CABAT」の163件で、同種のほかオンラインゲームの情報を標的するウイルスがトップ10の半数を占めた。USBメモリに感染する「MAL_OTORUN1」も2月以降、報告数の上位を維持している。

 同社では、7月17日にSQLインジェクション攻撃によってWebサイト改ざん被害が拡大していると警告。世界全体で最大21万ページ、国内で約1万ページが「TROJ_ASPROX」によって改ざんされた疑いがあるという。

 報告数6位には改ざんページからユーザーを不正サイトへリダイレクトする「JS_IFRAME」がランキング入りし、7月末時点でリダイレクト先サイトには個人情報を盗み取る偽セキュリティソフトが配布されていた。

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