CTCは金融システム向けグリッド製品を販売する。他社製のグリッド製品を組み合わせることで、金融業界に最適なグリッドコンピューティング技術を提供できるようになった。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月14日、プラットフォームコンピューティングと販売代理店契約を結び、金融システム向けグリッドソフトウェア「Platform Symphony」の販売を7月に開始したと発表した。契約の狙いは、日本の金融業界へグリッドコンピューティング技術を展開すること。
金融業において、製品やサービスの価格の決定やリスク分析などでは、処理時間の短縮が求められる。そのため、複数のコンピュータを連携して1台の大型コンピュータのようにして使うグリッドコンピューティング技術の利用が増えている。
CTCは今年の3月に米GemStone Systemsと代理店契約を結び、金融システム向けのグリッド製品を販売している。同製品は、複数のコンピュータにデータを配置する機能を持つ。この機能とPlatform Symphonyの計算機能を組み合わせることで、金融業界向けに最適なグリッドコンピューティング技術を提供できるようになった。
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