Novell iPrintに脆弱性、パッチで一部対処パッチは一部のみ

iPrintのActiveXコントロールに関して12件の脆弱性がある。

» 2008年08月26日 08時07分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のSecuniaは8月25日、Novellの印刷管理ソフト「Novell iPrint Client」に複数の脆弱性を発見したとしてアドバイザリーを公開した。パッチは一部のみ公開されている。

 Secuniaのアドバイザリーによれば、脆弱性はNovell iPrint Client 4.xとNovell iPrint Client for Windows Vista 5.xに存在する。iPrintのActiveXコントロールに関して12件の問題があり、悪用されると情報が流出したり、リモートからシステムにアクセスされたりする恐れがある。

 脆弱性は、Secuniaの研究者が見つけてNovellに報告した。深刻度は5段階で上から2番目に高い「Highly critical」と評価している。

 Novellはこの問題に対処するためWindows Vista版のiPrint Clientバージョン5.06を公開した。しかしSecuniaによると、このパッチでは解決できない問題がまだ残っているという。また、バージョン4.xのパッチはまだ公開されていない。

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