リポジトリに保存されているファイルをローカルに取り出す(チェックアウト)には、まず取り出したファイルを保存するフォルダを用意し、そのフォルダでショートカットメニューの「SVNチェックアウト」をクリックする。「チェックアウト」ダイアログが表示されるので、「リポジトリのURL:」に接続するリポジトリやユーザー名、取得するディレクトリなどの情報を表1の形式で入力し、「OK」をクリックすればよい(図6〜8)。
アクセス方式 | 指定するURL |
---|---|
SVN+SSH | svn+ssh://<ユーザー名>@<サーバ名>/<取得したいディレクトリのパス> |
HTTP、WebDAV | http://<ユーザー名>@<サーバ名>/<取得したいディレクトリのパス> |
ローカルファイル | file:///<取得したいディレクトリのパス> |
例えば次のような条件でチェックアウトを行うとしよう。
この場合、リポジトリのURLには「svn+ssh://john@svn.sourceforge.jp/svnroot/test11/」と入力すればよい。また、ユーザー名は入力しなくてもよいが、その場合リポジトリにアクセスするごとにユーザー名の入力が促される。
SourceForge.JPでは、各プロジェクトごとに自由に利用できる Subversionリポジトリが用意されている。SourceForge.JPのSubversionサーバは「svn.souceforge.jp」で、「/svnroot/<プロジェクトのUNIX名>」以下が各プロジェクトごとのリポジトリとなる。
例えば、「sampleproj」というプロジェクトのリポジトリから、「john」というユーザーでファイルを取得する場合は、リポジトリのURLとして「svn+ssh://john@svn.sourceforge.jp/svnroot/sampleproj」を指定すればよい。
なお、SourceForge.JPのSubversionリポジトリでは、アクセス方式としてHTTPを使用することで、認証なしに匿名でファイルをチェックアウトできる。例えば先の例では、「http://svn.sourceforge.jp/svnroot/sampleproj」とすることで匿名でファイルをチェックアウトできる。ただし、SourceForge.JPでは匿名でのコミットは行えない。そのため匿名でチェックアウトしたファイルは、そのままではコミットできないので注意してほしい。
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