大塚商会は28日、2008年12月期第3四半期(2008年1月1日〜2008年9月30日)までの財務・業績の概況を発表した。
連結での業績を見ると、売上高は前年同期比で1.6%増の3568億200万円、営業利益は217億8900万円で前年同期比1.7%減となった。
連結のセグメント別売上高の内訳はシステムインテグレーション事業2069億7300万円(−2.0)、サービス&サポート事業1482億6800万円(+7.1)、その他の事業15億5900万円(−2.4)となっている。
また単体での業績では、売上高3339億4500万円で前年同期比1.9%増、営業利益203億4300万円で0.3%減となった。
大塚商会では、年初からの企業のIT投資先送り、縮小傾向などを今回の結果の背景に挙げている。セグメント別の売上高でサービス&サポート事業は対前年比7.1%増となったが、2007年同期では対前年比11.4%増を示しており、伸び率は鈍った。
連結ベースの通期の計画は売上高4890億円、営業利益309億円。複写機、コンピュータ、FAX、電話機、回線などを組み合わせた複合システム提案力やオフィス全体をサポートする総合提案力の強化、さらに独自開発した営業支援システムを活用した営業効率の向上が今後のカギとなる。
( )内は対前年増減率。単位は%。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.