荒川区、ホームページに英・中・韓国語の翻訳機能自動翻訳サービス活用

荒川区は同区のホームページに、ASPで提供される自動翻訳サービスを導入。緊急時の情報、休日診療当番医、各種イベント情報などを日本語が読めない外国人にも迅速に伝わるようにした。

» 2008年11月18日 09時32分 公開
[ITmedia]

最新版が必要な生活情報を翻訳

 人口約20万人の荒川区の外国人登録者は約1万5000人。およそ8%を占める外国人居住者向けに同区では、ホームページの最小限の情報を英語、中国語、韓国語に翻訳して提供していた。しかし、自動翻訳サービスを利用することで、元の日本語ページを更新すると同時に、緊急時の情報や休日診療当番医など、刻々と変化する最新版が必要な重要情報を外国語で提供できるようになった。

 同区が導入したサービスは、高電社が提供するホームページ自動翻訳ASPサービス「J−SERVERプロフェッショナルMyサイト翻訳サービス」。翻訳に掛かる人手、サーバ容量、ページ作成時間の節減効果が高いと判断した。東京都内でこのサービスを利用するのは荒川区が最初だという。

 翻訳の速度は1ぺージあたり5秒〜10秒程度で、固有の用語を辞書登録することにより翻訳精度をさらに高めることができるという。閲覧者はホームページ上のボタンをクリックするだけで、3つの外国語のいずれかに翻訳された情報を読むことができる。

 同区は今回の導入で、外国人居住者のみならず、海外向けの観光・産業情報のPRにも役立つことを期待している。

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