農水省、研究施設の演算システムを更新 デル製品を138台使用DELL PowerEdge R905を113台

農林水産省が管轄する農林水産技術会議事務局は、デルの4ソケットサーバを中心に構築したクラスタ演算システムを導入した。研究用のコンピュータシステムとして稼働する。

» 2008年11月20日 16時22分 公開
[ITmedia]

 農林水産省が管轄する農林水産技術会議事務局は、茨城県筑波市にある筑波事務所に、デルの4ソケットサーバを中心に構成したクラスタ演算システムを導入した。2009年3月の稼働開始を予定しており、自然現象のシミュレーションや生物構造の解析などの研究に利用する。デルが11月19日に発表した。

 同システムは、筑波事務所に設置する農林水産研究情報総合センターのコンピュータシステムとして稼働する。農林水産省の試験研究機関と農林水産省所管の研究にかかわる独立行政法人などが共同で利用し、PCでは対応できない規模や速度の演算、データの提供に用いる。現在稼働しているシステムでは増加する演算処理の需要に対処しきれず、演算の順番待ちが発生して研究に支障が出ていたという。同局は、今後も増加する演算処理の需要に対応できるシステムへの更新を検討していた。

 演算装置は、デルの4ソケットサーバ「DELL PowerEdge R905」113台、2ソケットサーバ「DELL PowerEdge 2950III」と「DELL PowerEdge 1950III」各7台で構成。磁気ディスク装置にはDELL PowerEdge 2950IIIを6台、DELL PowerEdge 2950IIIを2台、ストレージ「DELL|EMC CX4-120」を1台採用した。ネットワーク機器としてデルのスイッチ製品「PowerConnect 6248」を2台使用する。

 システムの構築は新日鉄ソリューションズが担当した。デルの4ソケットサーバの一括導入としては、国内で最大規模という。

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