羽田空港は、同空港の女子トイレにデジタルサイネージを設置する。トイレの個室に設置するのは国内初といい、「清潔でリラックスできる空間に注目した新たな広告媒体」の事例としても注目を集めそうだ。
羽田空港は12月1日より、女性用のトイレの個室にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、乗客に空港情報や広告を見せる取り組みを開始する。「トイレの個室を使ったデジタルサイネージは国内初」という。
これは、デジタルサイネージに広告を配信する日本空港ビルデングのサービス「羽田空港レストルームチャンネル」を活用する。同サービスは、羽田空港の女性トイレの個室内に、7インチの液晶ディスプレイを設置し、広告映像を配信するもの。15秒のコマーシャル7枠と15秒の空港インフォメーション1枠を1つのコンテンツとして、繰り返し放映する。羽田空港の第1/第2ターミナルの女性用トイレ65カ所、合計355のブースにディスプレイを設置する。
日本空港ビルデングは、清潔で利用者の多い空港のトイレが情報伝達に適切と判断。「リラックスできる空間に注目した新たな広告媒体」としてサービスの拡大を目指す。12月末までは、試験期間として広告を配信する。
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