Adobeが人員削減 Creative Suite 4が不調

Creative Suite 4の需要が予測を下回っているため、Adobeの9〜11月期売上高は目標に達しない見通しだ。

» 2008年12月04日 10時11分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは12月3日、決算速報と従業員の削減計画を発表した。

 同社第4四半期(9〜11月)の業績は、売上高9億1200万〜9億1500万ドル、1株利益45〜46セントの見通し。売上高は「9億2500万〜9億5500万ドル」の目標を下回るが、利益は「39〜41セント」の目標を上回る見込みだ。

 同社は、世界的な経済危機が売上高に影響したとし、同四半期に欧米で発売した「Creative Suite(CS)4」ファミリーの需要が予想を下回ったことが売り上げ目標未達の主な原因だと説明している。

 また同社は、約600人のフルタイム従業員の削減を含む再編プログラムの実施も発表。再編に伴い約4400万〜5000万ドルの費用を計上する。9〜11月期には約2800万〜3000万ドルの再編費用を計上するという。

 2009年度第1四半期(12〜2月)の業績目標については、売上高8億〜8億5000万ドル、営業利益率26〜28%としている。

 Adobeの決算発表は12月16日の予定。

関連キーワード

Adobe Systems | Creative Suite | 決算 | 人員削減


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ