オープンソースのJava仮想マシン向けスクリプト言語「Groovy」の最新版では、ランタイム環境とコンパイラ、両方の性能が強化された。
Java仮想マシン向けのスクリプト言語「Groovy」の開発チームは2月18日、最新版「Groovy 1.6」を公開した。JMXビルダが統合されるなど、複数の強化が行われている。プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
最新版では、ランタイム環境とコンパイラの両方で性能が強化された。コンパイラでは、Dispatchメソッドにより前バージョン比4倍の性能改善が図られたという。
メタプログラミングサポートでは、EMC DSL、POJP向けメタクラスのプレインスタンスなどが強化点となる。AST変換機能もサポートし、@Singleton、@Lazy、@Immutable、@Delegateといったマクロが加わっている。
このほか、並列アサインメントに対応、JMXビルダを統合し、JSR-223スクリプトエンジンを組み込んだ。Swingビルダ、Swingコンソールも改善したという。
Groovy開発を支援するG2Oneは2008年11月、米SpringSourceに買収されている。
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