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» 2009年03月03日 08時00分 公開

Amazonと真っ向勝負:Microsoft Azureが提供するクラウドへのパス (2/3)

[Jeff Cogswell,ITmedia]
eWEEK

最初のサンプルにトライ

 SDKのインストールは、Amazon.comのAWS(Amazon Web Services)やGoogle Web Applicationsなどの競合するプラットフォームと比べると、かなり面倒だ。比較的大きなSDKに加え、Visual Studioのさまざまなツール群をダウンロードする必要がある(実際、さまざまなオンラインフォーラムで、多くの開発者が後者のパート、すなわちVisual Studioのツール群をダウンロードせず、うまく機能しないことに不満を募らせている)。

 わたしの場合も、SQL Server 2005と2008の両方をフルインストールしたが、それでもなおSQL Server 2008 Expressをインストールする必要があった(ドキュメンテーションには、Expressが必要だが非ExpressバージョンのSQL Serverでも問題ないと“明記”されていた。ところが実際はそうではなかった)。

 もっとも、必要なソフトウェアをすべてインストールしたあとは、すべてがスムーズに進んだ。最初のウォークスルーで、わたしはクラウド対応のシンプルなサイトの作成を体験できた(同じように体験したい場合は、オンランドキュメンテーションの「How to: Build and Test a Web Role with Visual Studio」を参考にされたい)。

 ここではWeb Cloud Serviceタイプのプロジェクトを新規に作成しよう。ただし、この場合、実際には2つのプロジェクトを作成することになる。1つはCloud Computeプロジェクトで、もう1つはASP.NETプロジェクトだ。Cloud Computeプロジェクトには、作成するサービスの情報が含まれる。

 このプロジェクトは単なるスタータープロジェクトに過ぎないため、そのままではほとんど何も起こらない。しかしデバッガを実行すると、いくつかの動きが始まる。まずデータベースを作成するかどうか問うメッセージが表示される。ここでは「Yes」をクリックして先に進む。すると、システムはSQL Server Expressで実行するデータベースを作成するため、しばらく遅延する(Development Storageは非リレーショナルだが、舞台裏ではSQL Server Expressデータベースを利用している。わけがわからない)。その後、前述の2つのツール、Development FabricとDevelopment Storageが起動する。それらのツールの実行状態は、実際にはあまりよく認識できない。ただ、アイコンがデスクトップ右下のシステムトレイに表示され、ツールが起動したことを通知する短いメッセージがポップアップする。そのメッセージはすぐに消える。

 次に、Internet Explorerが立ち上がり、ブランクWebページが表示される。それはDevelopment Fabric内で実行するASP.NETアプリケーションが生成したWebページである。

 ドキュメンテーションを読み進むと、あるところでツリービューに関する記述にぶつかる。だが、この早期版ドキュメンテーションは少しばかり校正が必要なようだ。というのも、まるでツリービューはWebページの中に表示されるかのように書いてあるが、実際はDevelopment FabricのGUIなのである。それを表示するには、Development Fabricのトレイの小さなアイコン(2つの歯車のように見える)を右クリックし、Show Development Fabric UIをクリックしなければならない。このGUIは、実行中のサービスに関する情報や、サービスが書き込むログの出力を表示する。

 この最初のサンプルは実際のところ何もしないので、次にもっと複雑なサンプルにトライしてみよう(今回はいくつかのサンプルを紹介し、それらがどのように機能するかを示すだけにとどめる。実際のコーディングと開発は次回議論したい)。

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