WBC決勝戦で「バーチャルお茶の間」が出現オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2009年04月03日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

WBC決勝戦で「バーチャルお茶の間」が出現

 Twitterのユーザーが増えている。しかし、山本哲也氏「歌は世につれ」のTwitterもおもしろいのだがにあるように、PCからのみ利用していると、なかなかアクセスしないという人も多いようだ。実のところ、筆者も同じ理由から眠ったままだったTwitterアカウントを、「TwitterFox」というFirefoxアドオンを使いはじめて、ようやくチェックしているくらいだ。

 しかし、Twitterを活用しているユーザーが多いのも事実。日本中が盛り上がったWBCで、新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」のWBCの生中継よりも、Twitterのが早いと思ったのは気のせい?のような話もあった。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のWBCとメディアの活用(放送とインターネット)でも、この話題が取り上げられた。

 WBCでも大活躍だったTwitterだが、佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」のGoogle誤審(Google mistrial)というよりも、Web2.0(web2.0 mistrial)誤審?では、あきれたニュースが紹介された。何と裁判審議中に陪審員がTwitterを使っていたことが判明し、審議無効になる自体まで起きているのだ。日本でも裁判員制度がスタートするが、同じようなことが起きないかどうか心配だ。

 話をWBCに戻すと、Twitterとともに多くの人が実況を見た手段が、ワンセグだった。この様子は、オルタナブロガーも目撃していた。

ブロガー ブログ ワンセグでWBC観戦目撃談
岩永慎一氏 THE SHOW MUST GO ON TwiterとワンセグでWBC観戦
川上暁生氏 ITコンシェルジュの Try ! & Error ? やはり今日はWBCの話題で...
小林啓倫氏 シロクマ日報 WBC決勝戦、「バーチャルお茶の間」出現を目撃
佐々木康彦氏 平凡でもフルーツでもなく、、、 WBC決勝戦、街頭テレビとワンセグを握り締める人々、新旧メディア接触を同時に目撃
玉川岳郎氏 ニュータイプになろう! ワンセグテレビの効能と普及を思い知ったWBC--これがiPhoneを買えない理由か?*

 ふと思ったのは、本当にテレビは見られなくなったのかということだ。小林啓倫氏「シロクマ日報」のテレビの何から離れているのか?では、テレビの「放送」からは離れていても、「番組」からは離れていないのではないかという指摘をしている。筆者も同意見だ。同時に、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のウィキペディアの信用度はテレビ以上にあるように、テレビは、Wikipediaよりも信頼されていないらしい。現状の認識のままで進んでいけば、テレビ業界の今後は厳しいかもしれない。

iPhoneを買った

 iPhone所有率の高いオルタナブロガーだが、橋本正徳氏「オルタナティブ☆ハシモト」のiPhoneを買ったで、また1人ユーザーが増えた。

 大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の中国でiPhoneは、何台売れるだろうかによると、中国で「正規の」iPhone発売が決まったようだ。

 iPhoneアプリといえば松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」だ。これ1本で電子辞書キラーになる「全部入り」iPhoneアプリは非常に興味深い。このアプリの存在を知って、iPhoneを購入したくなった。また、Noise.ioの会社が作った新星iPhoneギターアプリ「Star Guitar」を試してみたや、iPhoneがDAWになる日もなかなか興味深い。【プレミアム万歳】ついにニコニコ動画がiPhoneにやってくる【ニコ厨歓喜】は、新たなユーザー獲得の決め手になるだろうか。

 話題の多いiPhoneだが、読者の関心が高かったのは小川浩氏「Speed Feed」の「ガラパゴスで何が悪い」と言う前に、もう一度考え直してほしいこと。だった。iPhoneの登場は日本の携帯電話業界に何をもたらしたのか、コメントと合わせながら考えてみる価値はある。また小川氏は、iPhone 3.0ーモバイルOS市場の勃興でも、興味深い指摘をしている。合わせて読んでほしい。

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