Websenseによると、アダルト関連サイトはスパイウェアサイトや危険なフリーウェアサイト、違法ドラッグサイトにリンクを貼っている割合が最も高かった。
セキュリティ企業の米Websenseは、Webサイトが扱っているテーマとリンク先サイトの内容との相関関係を調べたところ、悪いもの同士で「類は友を呼ぶ」傾向があることが分かったと報告した。
WebsenseはWebサイトのテーマごとに、スパイウェアサイト、フリーウェア配布サイト、不正ドラッグサイト、過激派サイトなどへのリンク状況を分析した。
その結果、スパイウェアサイトにリンクを貼っているサイトの筆頭はアダルト関連サイトだった。以下、エンターテインメント、IT、フリーウェア・ソフトウェアのダウンロードサイト、ギャンブルサイトの順に、スパイウェアにリンクしている割合が高かった。
アダルト関連サイトはまた、危険なフリーウェアや違法ドラッグサイトにリンクされている割合も高いことが判明。ユーザーがアダルトサイトを閲覧していれば、マルウェア感染、フィッシング詐欺、キーロガーなどを呼び込むリスクは高まるとWebsenseは指摘する。
企業に対しては、アダルト関連サイトとギャンブルサイトへのアクセスを遮断すれば、スパイウェアに遭遇するリスクは半分に減らせるとアドバイスしている。
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