Firefox 3.0.12リリース、6件の脆弱性を解消3.0.xのサポートは2010年1月まで

Firefox 3.0.12では、危険度が「最高」のものを含む6件の脆弱性が修正された。

» 2009年07月22日 12時23分 公開
[ITmedia]

 複数の深刻な脆弱性を修正したFirefoxブラウザの更新版3.0.12が、7月21日付でリリースされた。Mozillaのセキュリティアドバイザリーでは、6件の脆弱性を修正したという。

 このうちの5件は、深刻度が4段階で最も高い「最高」に分類されている、setTimeoutのXPCNativeWrapper消失、SVG要素上でwatchと__defineSetter__を利用したクラッシュとリモートコード実行、フォントグリフ描画ライブラリにおけるヒープ・整数オーバーフロー、Flash Playerプラグインのアンロード時に生じるクラッシュとリモートコード実行、メモリ破壊の形跡があるクラッシュに対処した。

 また、Firefox 3.0.11で生じていたWindows XP上でJavaプラグインにアクセスする際にFirefoxが時折フリーズするという問題、Mac OS Xで特定のAppleScriptが適切な情報を返すのに失敗するという問題などが修正された。

 Firefox 3.0.11はWindows、Mac、Linux版が用意され、日本語版も公開されている。

 なおMozillaはFirefox 3.0.xのセキュリティと安定性に関するアップデートを2010年1月まで行うが、ユーザーに対しFirefox 3.5へのアップデートを推奨している。

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