Firefox 3.5初のアップデートでは、1件の深刻な脆弱性のほか、一部のWindowsシステム上でFirefoxの起動に時間がかかる問題が修正された。
Mozillaは7月16日付でWebブラウザ「Firefox 3.5」の更新版となるバージョン3.5.1をリリースし、深刻な脆弱性に対処した。
Mozillaのリリースノートによると、7月15日に発見されたJust-in-time(JIT) JavaScriptコンパイラに存在する脆弱性のほか、幾つかの安全性にかかわる問題と一部のWindowsシステム上でFirefoxの起動に時間がかかる問題が修正された。JITの脆弱性は深刻度が4段階で最も高い「Critical」に分類されている。
Firefox 3.5.1はWindows、Mac、Linux版が用意され、ユーザーには自動更新が通知される。「ヘルプ」メニューの「ソフトウェアの更新を確認」を選んで手動でアップデートを入手することも可能。なお、Firefox 2はサポートが終了しており更新版はリリースされないため、もしまだ使っている場合はFirefox 3.5にアップグレードして欲しいと呼び掛けている。
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