ベストブランド各社のTwitterアカウントが誇る規模はどのくらいだろうか。各企業の代表アカウントのフォロワー数を基に、規模を5段階に分類すると図3のようになる。
100万人を超えるアカウントは「Google」(151万人)、「DellOutlet」(114万人)、「amazonmp3」(104万人)の3つだ。10万人超のアカウントはStarbucks(29万人)、MTV(33万人)の2社だけで、56社のうち32社(57%)は1000〜9999人までの規模となっている。フォロワー数の月間の増加はアカウントごとに大きな隔たりがあるが、56社の平均を取ると、現在のフォロワー数に対して月間16%ずつ成長している。
では、これらのアカウントはどのくらいの頻度でメッセージを投稿しているのか。2009年8月における各企業の代表アカウントのTweet数を5段階に分類したのが図4だ。
1日当たり平均20回以上Tweetしている活発なアカウントは、「yahoo_shopping」(27回)の1社、10回以上がStarbucks(12回)である。yahoo_shoppingは、ポータルサイト「Yahoo! Japan」が運用するアカウントで、全世界のYahoo!アカウント内で最大のフォロワー数を誇っており、積極的にTwitterを活用していることが分かる。ただし全体の57%に当たる32社は1日当たり2.5回のメッセージ配信にとどまっており、企業から配信するメッセージのネタ探しに苦労している様が見受けられる。
項目 | 回数/割合 |
---|---|
月間Tweet回数 | 平均91回(日平均2.9回) |
1Tweet当たりの文字長 | 平均104文字 |
個別顧客との対話率 | 平均20%(全Tweetに対する比率) |
リンクを含む比率 | 平均61%(同上) |
一斉質問の比率 | 平均1%(同上) |
RT(リツイート:転送)使用率 | 平均14%(同上) |
ハッシュタグ使用率 | 平均11%(同上) |
*56社のアカウントにおけるTweetの平均的な傾向(RTやハッシュタグの意味や活用)については記事「Twitterの情報経路、正しく理解できていますか?」を参照ください。
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