グレープシティ、Silverlightアプリの最適化を図るソフトウェアを発表

グレープシティは、Silverlightアプリケーションのサイズを最適化する「XapOptimizer 1.0J」を発売した。XAPファイルに含まれるアセンブリを自動解析し、最大で70%程度のサイズ削減効果が得られるという。

» 2009年10月28日 15時53分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 グレープシティは10月28日、Silverlightアプリケーションのサイズを最適化するソフトウェア「XapOptimizer 1.0J」を発売した。開発の最終工程に同製品を使用することで、開発生産性の向上とパッケージのスリム化、知的財産権の保護を一度に実現できるとしている。

 XapOptimizerはSilverlightアプリケーションのファイルサイズを最適化するソフトウェア。XAPファイル(Silverlightアプリケーションがパッケージ化されたファイル)に含まれるアセンブリを自動解析し、アプリケーションで使われていないクラスやXAMLリソースを削除する。プログラムコードをライブラリ化して複数のアプリケーションで共有している場合や、Microsoft製およびサードパーティ製のライブラリを使用している場合に、サイズ削減の効果はより大きくなり、最大で70%程度サイズを削減できるという。Object.GetType()メソッドのように実行時に動的に参照されているようなクラスがある場合は、マニュアルで自動削除の対象から除外できる。

 最適化機能のほか、クラス名を意味のない文字列に置き換える難読化機能や、XAPファイルに含まれるアセンブリに厳密名で署名する機能なども備える。動作環境として.NET Framework 3.5が必要となる。

 製品はダウンロード版のみの取り扱いで、価格は1ライセンス7万3500円。

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