PDFの作成や操作を行えるオープンソースのJavaライブラリ「Apache PDFBox 1.0.0」「Apache FontBox 1.0.0」がリリースされた。ページラベルとAdobe CFF/Type 2フォントのサポートなどが図られている。
Apache PDFBoxコミュニティーは2月16日、PDFの作成や操作を行えるオープンソースのJavaライブラリ「Apache PDFBox 1.0.0」および「Apache FontBox 1.0.0」を公開した。性能と安定性が強化され、また最小要件はJava 5となっている。
ApachePDFBoxはPDFファイルの作成や操作、PDFドキュメントからの内容抽出などを行うJavaライブラリ。PDFドキュメントの暗号化と解読、テキスト抽出などのコマンドラインツールも備える。「Apache Tika」や「Apache Lucene」などとの連携も可能。
ApachePDFBox 1.0では性能の強化、ページラベルとAdobe CFF/Type 2フォントのサポートなどが特徴となる。暗号化されたPDFファイルの読み込みや暗号化PDFファイルから暗号化なしPDFファイルへの変換も可能となった。そのほかデフォルトのビルドシステムが「Ant」から「Maven」に移行、Java 5が必須となった。
FontBoxはPDFフォントを操作するためのJavaライブラリ。PDFBoxの1コンポーネントとなり、ローレベルのフォントデータをフォントファイルから抽出可能にする。同時に、XMPメタデータのJavaライブラリ「JempBox 1.0」も公開されている。FontBoxおよびJempBoxともにJava 5が必要。
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