ブロガー、おサイフスマートフォンを自作するオルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2010年07月16日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

iPadの惜しい点とは?

 先日東京国際ブックフェアに行き、iPadがディスプレイされたブースを多く見かけた。この日初めてiPadに触れたのだが、便利に感じる点と違和感を感じる点があった。

 このようなイベント会場でiPadが便利なのは、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPad を使って、立ちプレゼンにあるように、立ったままでプレゼンできるところだろう。電子書籍の実物を展示するだけでなく、動画を見せるなど、プレゼンの方法はいろいろある。中嶋政和氏の持ち歩くには、革新的で魔法のようなデバイス、iPadを!で紹介されたような利点も大きい。これから、こうしたイベント会場でのiPad利用はますます促進されるのではないだろうか。気になるのは、すぐに指紋で汚れてしまう点だろうか。

 杉本京子氏「IT・ビジネス英語 今日のキーワード」のスピーチのネタ帳がiPadに〜自信がつくスピーチライティングも、プレゼンに応用できるだろう。

 一見いいことばかりのiPadにも、惜しい点があるという。そのひとつとして、中嶋政和氏の革新的で魔法のようなデバイス、iPad。おしい!で指摘された、テンキー入力やかな入力への未対応が挙げられるだろう。しかしいずれは対応されるかもしれないので、期待しよう。

 永井孝尚氏の【独自調査発表】2010年6月、日本では電子書籍はどのような電子書籍リーダーで読まれたか?によると、iPadが電子書籍を読むためのデバイスとして普及していることが分かる。あくまでも一例にすぎないが、iPadの急速な普及が、電子書籍の普及を後押しすることは間違いないだろう。

Twitterで何をする?

 斉藤徹氏「in the looop」の【ニールセン調査】日本の最新ソーシャルメディア・トレンド - ブログとツイッター普及は世界トップ,Facebookも3%超によると、日本は「世界随一のブログ大国」であり、「Twitter浸透度も世界トップ」であるらしい。日本はもともと日記サービスが普及していたので、ブログに人気があることは予想されていたが、Twitterも世界トップにまでなるとは驚きだ。

 ユーザーの急増などもあって、Twitterの収益化が模索され続けている。斉藤徹氏のツイッターが新たなフラッシュマーケティング広告 EarlyBird を計画中によると、新たな広告が計画されているようだ。

 Twitterのビジネス活用例として、山岡大介氏「山岡週報」の製造業におけるTwitter - 【ケース1】DMS(設計・製造ソリューション展)で若手ならではのアイデアが紹介された。

 ユニークに感じたのは、永井孝尚氏の今週、Twitterでお送りした『戦略プロフェッショナルのつぶやき』のまとめ (6月27日〜7月3日)だ。この試みが新たな集客につながるのかが、ビジネスとして活用できるかどうかの節目になるかもしれない。

 Twitterでは、フォローとフォロワーがあるが、この数だけを見ていると思わぬ落とし穴に陥ってしまう。大木豊成氏のTwitter のフォローとフォロワーの関係で取り上げられた内容だ。これに関連するエントリーをいくつか紹介したい。読者はどう思われるだろうか。

ブロガー ブログ フォロー数の意味するもの
岩永慎一氏 THE SHOW MUST GO ON Twitter のフォローとフォロワーの数はひとつの尺度だろうけど、それはその人の相対的あるいは絶対的な評価を決めるという種類ものでは無いわけで
リアルがあるからバーチャルがあるという人間関係の基本を大事にしたいという思い
岸本善一氏 ヨロズIT善問答 誰がTwitterでフォローしているか

 最近は自治体もTwitterを活用している。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のツイッターを活用する自治体一覧で紹介されており、さらに自治体とソーシャルメディアの歴史というエントリーもあるので合わせて見てほしい。しかし、大木豊成氏のTwitter アカウントを作って情報発信すればいいの?にあるような疑問を感じることも確かだ。Twitterを使って何をするのか。ただ導入するのではなくて、考える必要がある。

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