Twitterの共同創業者のストーン氏、ウィリアムズ氏らと「Obvious」再建へ

Twitterの3人の共同創業者の2人、エバン・ウィリアムズ氏とビズ・ストーン氏が、Twitterの元副社長と3人で新規事業を立ち上げる。

» 2011年06月29日 12時07分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterの共同創業者の1人、ビズ・ストーン氏が6月28日(現地時間)、同社でのフルタイムの仕事から退き、もう1人の共同創業者であるエバン・ウィリアムズ氏と、Twitterの元製品担当副社長のジェイソン・ゴールドマン氏とともに新しい事業を立ち上げると自身のブログで発表した。ウィリアムズ氏は3月、3人目の共同創業者であるジャック・ドーシー氏がTwitterに復帰した際、同社での自分の役割を縮小し、“Twitterの次のもの”を立ち上げると語っていた

 obvious 左から、ストーン氏、ゴールドマン氏、ウィリアムズ氏

 新事業は、ウィリアムズ氏が2007年のTwitterの立ち上げよりも前に創設した企業「Obvious Corporation」の再建という形でスタートする。当時、同社は多様なプロジェクトを開発するためのインキュベーターを目指していたようだ。Twitterは同社のプロジェクトの1つだったという。新生ObviousのWebサイトには「Obviousは、世界を改善するために共に働く人々を支援するシステムを構築」し、「個人、組織、社会に貢献するテクノロジーに関連する製品開発を目的に、Twitterを育てた同社を再スタートさせる」とある。

 ウィリアムズ氏とゴールドマン氏は、ウィリアムズ氏が立ち上げたブログツール「Blogger」で出会った。同ツールは2003年に米Googleに買収され、同年Googleに入社したストーン氏がBloggerチームに参加し、2人と意気投合したという。3人はTwitterを完全に辞めたわけではなく、今後も同社の長期的な成功のために貢献していくという。

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