Appleの強みとは ソニー元CEO・出井氏が語るITmedia Virtual EXPO 2011プレビュー

今週から始まった年次イベント「ITmedia Virtual EXPO 2011」では、クオンタムリープ代表の出井伸之氏と、一橋大学大学院教授の楠木建氏が対談。日本企業の進むべき道を示した。

» 2011年09月14日 12時00分 公開
[ITmedia]

 どの時代においても消費者から投資家、さらには競合に至るまで多くの人々を魅了してやまない企業が存在します。今の米Appleがその急先鋒と呼べるでしょう。

 このたび、長年にわたりAppleを率いてきたカリスマ経営者、スティーブ・ジョブズ氏の辞任を受け、ティム・クック氏が次のCEO(最高経営責任者)に就任しました。これによって同社はどう変わっていくのか、今後の動向に注目が集まっています。

クオンタムリープ 代表取締役 ファウンダー&CEOの出井伸之氏 クオンタムリープ 代表取締役 ファウンダー&CEOの出井伸之氏

 経営学者で一橋大学大学院 国際企業戦略研究科教授の楠木建氏の言葉を借りると、優れた企業は時として“神がかり的な”躍進を遂げることがあるといいます。日本を代表する企業であるソニーも、かつてはグローバル規模で一時代を築きました。まさに同社は、第2次世界大戦後、目覚しい経済成長によって“Japan as Number One”と称えられた日本をけん引した1社であり、かのジョブズ氏もソニーに憧れ、ソニーのような会社を作りたいと常々語っていたといいます。

 ソニーの元CEOで、現在はクオンタムリープの代表取締役 ファウンダー&CEOを務める出井伸之氏によると、実際、ジョブズ氏の自宅にはソニー製品がたくさん並んでいるほどのソニーフリークであるそうです。

 9月13日から開催中のオンラインイベント「ITmedia Virtual Expo 2011 〜転換期のITとモノづくり〜」では、出井、楠木両氏が「日本企業の“真”の強みとは何か」と題した特別対談を行い、ソニーとAppleという企業の違いや、上述したようなこぼれ話などについても語っています。

日本企業の武器

 さらには、日本企業の目指すべき姿について、具体的な事例などを基にその核心を議論しています。楠木氏は、日本企業が進む方向性として、企業全体を1つの個ととらえるのではなく、事業ごとに強みを発揮していくのが重要であり、それこそが日本の武器だと強調します。

 出井氏もソニーの社長時代を振り返り、ソニーは数多くの事業に分散しているものの、経営者がピラミッド型の組織を秩序的にマネジメントするのではなく、各々の事業が自立した経営を実践し、成長していたと述べています。

 具体的な内容については、ITmedia Virtual EXPO 2011に参加し、ぜひ本編を視聴してもらえれば幸いです。出井氏と楠木氏のテンポ良い対談はきっと参加者を満足させることでしょう。

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