最後の命の炎が消えるまで、Mr.Appleとして仕事を全うしたジョブズ。最後の引き際まで、ドラマティック。おそらく、今後も伝説として、長く語り継がれることになるのではないでしょうか?
iPhone 4S発表直後の10月5日、Appleの共同創設者スティーブ・ジョブズ氏が56歳という若さで亡くなった。このたぐいまれなる人物に、オルタナブロガーたちも哀悼の意を表している。ここでは、本稿執筆時点で確認できたエントリーを紹介したい。
できれば、ここで紹介したすべてのエントリーを見てほしい。各ブロガーが、ジョブズ氏に対する想いを書き綴っている。言葉にならない人もいる。自身のこれまでと重ねてみる人もいる。それぞれの立場から、ジョブズ氏への想いを残している。
射場本健彦氏が述べたように、ジョブズ氏の訃報は、「1つの時代が終わったこと、次の時代が始まったこと」を感じさせた。松井真吾氏も、「彼が種をまき大きく実った会社、アップルは大きな力を失った/しかし、悲観することは無い/実の欠けた林檎には、まだたくさんの実と種が残っている」と記し、Appleの未来に期待している。
小林啓倫氏によると、「Apple.comのトップページ」は「スティーブ・ジョブズ氏の肖像写真に"Steve Jobs 1955-2011"という言葉が添えられたシンプルなものに変更」された。そして、「彼の肖像写真につけられたファイル名は"t_hero.png"」だった。「創業者とはいえ、なかなか『ヒーロー』という言葉で形容できる人物はいません。しかしこの言葉が過剰とは思えないほど、彼の残した業績は計りしれないと言える」。
そして、iPhone 4Sの購入を迷っていた坂本氏は、「Jobsの遺作ともいえるiPhone 4Sを是非入手したいと思います」と決意した。iPhone 4S発売日に並んでいた人たちの中にも、同じようなことを話していた人がいたのを思い出した。
ジョブズ氏、ありがとう。あなたがいなければ、現在のIT環境はなかったかもしれない。心から哀悼の意を捧げたい。
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