Adobeが主力事業への集中を目的とした従業員の約7%に当たる750人の人員削減を発表した。
米Adobe Systemsは11月8日(現地時間)、最大で750人の人員を削減すると発表した。同社の9月時点での従業員数1万40人の約7%に当たる。削減は北米および欧州で実施され、関連コストは8700万〜9400万ドルに上る見込みだ。
Adobeはこのリストラを、主力であるデジタルメディアおよびデジタルマーケティングに集中するためのものと説明する。同社は10月、デジタルコンテンツのクリエイター向けクラウドサービス「Creative Cloud」を発表した。同サービスは2012年初旬にスタートする見込みだ。
12月15日に発表する予定の第4四半期(9〜11月)の業績については、売上高は同社予測の10億7500万〜11億2500万ドルを達成し、四半期ベースで最高になる見込みだという。純利益は、リストラコストの影響で予測(1株当たり41〜50セント)を下回る30〜38セントになるとしている。
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