ATMメーカーの米Dieboldは、VMwareの仮想化ソフトウェア「vSphere 5」を先行採用したという。
ヴイエムウェアは11月8日〜9日の日程で、仮想化、クラウドに代表される同社の最新ソリューションや技術動向などをアナウンスする年次カンファレンス「vForum 2011」を都内で開催した。基調講演の中で、今夏に発表されたサーバ仮想化ソフトウェアの最新版「VMware vSphere 5」に関する先行事例が紹介された。
米国・オハイオ州に本社を構えるATMメーカー大手のDieboldは、vSphere 5を活用して仮想ATMを構築。さまざまな場所に設置する物理的なATMに仮想ATMアプリケーションを導入することで、ソフトウェアの更新をデータセンターから一元的に実行できるようになった。その結果、ATMのメンテナンスを短時間で行えるようになり、運用・保守に関するコストが削減した。加えて、セキュリティレベルも向上したという。
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