ニューオリンズの「IBM PartnerWorld Leadership Conference 2012」は2日目を迎え、ロメッティ新CEOが登場した。「われわれだけがコンピューティングの未来を切り開くパートナーだ」とし、IBMとビジネスパートナーそれぞれの使命感に火をつけた。
昨日までの深い霧もようやく消え、依然として曇天ながら南部らしい暑い日になりそうだ。
ルイジアナ州ニューオリンズで開催されているIBMの年次パートナーカンファレンス「IBM PartnerWorld Leadership Conference 2012」は2日目を迎え、米国時間の2月29日、就任から間もない新CEO、ジニー・ロメッティ氏が午前のジェネラルセッションに登場した。しばしば参加者とのユーモアたっぷりの対話を交えながら、「われわれだけがコンピューティングの未来を切り開くパートナーだ」とし、IBMとビジネスパートナーそれぞれの使命感に火をつけた。
新しいCEOとしてロメッティ氏は先ず、IBMの揺るぎない「不変性」を強調した。それは決して保守的な話ではない。十分に機能しているものだからこそ堅持するという。
「われわれは常にハイバリューの製品やソリューションにシフトしていき、新たなコンピューティングの世界を切り開き、新たな顧客を開拓していく。ビジネスパートナーも投資を行い、スキルを高めている。われわれが目標を変えてはいけない」とロメッティ氏。
ITのホットトピックともいえる「ビジネスアナリティクス」は95%のビジネスパートナーが顧客のために取り組み、「クラウド」も80%が関与していくとみられている。かつてPCの時代に見切りをつけたIBMは、コンピューティングの将来像として「Smarter Planet」を掲げている。このSmarter Planetでも全案件6000のうち半数は業界の豊富な知識を持つパートナーが関与しているという。
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