Apple、Windows版のQuickTimeをアップデート 多数の深刻な脆弱性に対処

脆弱性は細工を施したWebサイトや動画などのファイルを使って悪用される恐れがある。Mac版は先のアップデートで修正済み。

» 2012年05月17日 07時31分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは5月15日、QuickTimeの更新版をWindows向けに公開し、多数の深刻な脆弱性に対処した。

 同社のセキュリティ情報によると、最新版の「QuickTime 7.7.2」では計17件の脆弱性に対処した。いずれも任意のコード実行に利用される恐れがある深刻な脆弱性で、細工を施したWebサイトや動画などのファイルを使って悪用される可能性がある。

 中にはMacにも影響する脆弱性も複数あるが、そちらは5月9日に公開された「OS X Lion v10.7.4」「セキュリティアップデート2012-002」、および2月に公開された「OS X Lion v10.7.3」「セキュリティアップデート2012-001」で既に解決されている。

 Windows版のQuickTime 7.7.2はWindows 7/Vista/XP SP2以降に対応する。

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