企業がデータ分析に抱く“理想と現実”のギャップとは?ITmedia リサーチインタラクティブ 第13回調査(2/3 ページ)

» 2012年06月14日 08時00分 公開
[本宮学,ITmedia]

分析するデータは複雑化

 次に、企業が分析対象とするデータの種類を尋ねた結果を図4に示す。

photo 図4:分析している/今後分析したいデータの種類(有効回答数:339件) 出典:ITmedia リサーチインタラクティブ(2012年3月)

 分析に最も使われるデータは「基幹システムのデータ」(42.8%)で、次いで「自社サイトのアクセスログデータ」(36.6%)だった。

 「今後分析したいと考えている」の上位には、「顧客や見込み客の情報」(33.3%)、「基幹システムのデータ」(27.4%)、「ソーシャルメディアのデータ」(23.6%)など。

 「センサーデータ」や「画像/動画データ」「位置情報」は、今後分析したいという回答が多く、企業が分析対象とするデータの種類は複雑化していくようだ。

経営トップの主導でデータ分析

 データ分析を実施している企業では、どの部門が主導しているのかを尋ねた結果が図5である。

photo 図5:データ分析・活用を主導している部門(有効回答数:339件) 出典:ITmedia リサーチインタラクティブ(2012年3月)

 トップは「情報システム部門」で37.4%、以下「経営企画部門」(30.3%)、「営業部門」(29.4%)、「マーケティング部門」(28.4%)、「経営トップ」(25.1%)と続いた。

 3割超の企業が経営企画部門、約4分の1の企業が経営トップの主導と回答したことから、データ分析を経営戦略や事業戦略として行っている企業が多いことが明らかになった。

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