アサド政権と反政府勢力の内戦が続くシリアで、インターネット接続がほぼ完全に遮断された。シリア政府はテロリストによるものだと発表したが、CloudFlareの分析ではルータの設定変更によるものである可能性が高いという。
内戦状態が続くシリアで協定世界時の11月29日午前10時26分からインターネットが全面的に遮断された。米データ分析企業のRenesysが状況を説明している。米Googleの透明性レポートでも、Googleサービスへのトラフィックが完全になくなっているのが分かる。
Renesysによると、シリア国内のネットワークの92%に当たる72のネットワークがアクセス不能になっているという。シリア政府はテロリストによる攻撃によるものだとしているが、広域負荷分散システムのCloudFlareの分析によると、物理的な事故ではなく、ルータ設定の変更によるもののようだという。
シリアでは過去にも短時間ネットが遮断したことがある。
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