Google、MotorolaのIPTV事業を23億5000万ドルで売却

Googleが、Motorola MobilityのIPTV部門であるMotorola Homeを、ブロードバンドサービス企業のARRIS Groupに23億5000万ドルで売却する。

» 2012年12月21日 09時51分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは12月20日(現地時間)、傘下のMotorola MobilityのMotorola Home事業をブロードバンドサービスの米 ARRIS Groupに売却することで合意したと発表した。買収総額は23億5000万ドルで、支払いは20億5000万ドルの現金と3億ドル相当の新規発行株式で行われる。これにより、GoogleはARRISの株式の15.7%を保有することになる。取引は2013年第2四半期(4〜6月)に完了する見込み。

 Motorola HomeはIPTV関連部門で、CATV企業などにセットトップボックス(STB)を販売している。ARRISはMotorola Homeの製品および技術を、顧客であるCATV企業向けサービスの強化に生かす。また、Motorola Mobilityの多数の特許を獲得する。

 motorola home Motorola Home部門はプロバイダー向けにIPTVサービスなどを提供している

 第3四半期(7〜9月期)のMotorola Home部門の売上高は7億9700万ドル、営業損失は2200万ドルだった。

 Googleの第3四半期の業績は、Motorola Mobilityのリストラコストの影響で20%の減益だった。GoogleはMotorola Mobilityの4000人の人員削減ローカルサイトの閉鎖などを進めている。

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