暗号化ソフト「秘文」がクラウドストレージに対応、Dropboxなどで利用可能に

日立ソリューションズは暗号化ソフト「秘文」の新バージョンを発表。クラウドストレージサービスでのデータの保護をできるようにした。

» 2013年04月22日 15時39分 公開
[ITmedia]

 日立ソリューションズは4月22日、セキュリティ対策ソフトウェアの新製品「秘文 Cloud Data Protection」を発表した。トライアルサービスを5月31日から、販売を8月30日からそれぞれ開始する。

 新製品は、自動的に暗号化したファイルをクラウドのストレージ上に保存したり、スマートデバイスと同期したりすることで、外出先での資料の閲覧や企業間などのファイル共有を安全に行えるようにする。日立ソリューションズではクラウドストレージサービスを提供する事業者などでの利用を見込むが、自社でサーバを構築してファイル共有などを行っている企業などにも提供する。

 ファイルの暗号化と復号化は透過的に行われ、ユーザーは秘文のサーバにログインするだけで良い。秘文のサーバでの鍵管理サービスによってログインアカウントに紐づいたアクセスコントロールを行っている。このため、企業やプロジェクトごとに機密性を確保しながらファイルを共有できるとしている。

製品の利用イメージ

 新製品で対応するクラウドストレージサービス(予定含む)は、box、Dropbox、Microsoft SkyDrive、Google ドライブ。企業内にクラウドストレージを構築している企業には個別提供する。トライアルサービスの利用期間は30日。利用価格は個別見積りとなる。

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