GoogleのWebブラウザChromeの最新版では、ページのプリロード機能の改善により、読み込み速度が約5%短縮された他、セキュリティ関連では危険度「High」を含む13件の脆弱性に対処した。
米Googleは5月21日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 27」(バージョン27.0.1453.93)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。インストール後、ブラウザの再起動が必要。なお、Android版Chromeはアップデートされていない。
一般ユーザー向けの変更点としては、ページ読み込み時間を従来より5%短縮したという。スタイルシートなどをページ表示前にプリロードする機能のタイミングを調整する“スケジューラー”の改善によって実現したとしている。
この他、スペル修正機能やオムニボックスの入力予測機能を改善した。
セキュリティ関連では、計13件の脆弱性に対処した。Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」が10件、「Medium」が1件、「Low」が1件。危険度が高い脆弱性のうち、外部の研究者から報告されたWeb Audio関連の脆弱性については賞金3133.7ドルが贈呈された(31337はeleet、つまりエリートの意のスラング)。
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