Googleは、確実なプライバシー保護方法が整うまでは、顔認識機能を搭載するGlasswareの公式アプリストアへの登録を認めないと発表した。
米Googleは5月31日(現地時間)、来年にも一般に発売する計画のウェアラブルコンピュータ「Google Glass」向けのアプリ「Glassware」では、確実なプライバシー保護方法が整うまでは、顔認識機能を認めないと発表した。
Glasswareでは、サードパーティーのAPIなどを使えば顔認識機能を搭載することが可能だが、Googleは当面、顔認識機能を搭載したアプリの公式アプリストアへの登録を認めない。GlasswareはAndroidアプリとは異なり、公式アプリストア以外での公開は禁じられている。
Google Glassのプライバシーについては先月、米下院議員らが懸念を表明する公開書簡をGoogleに送るなど、関心が高まっている。同社のエリック・シュミットCEOは「Google Glassには新しいエチケットが必要」と認めており、また、GlassのプロジェクトチームはGoogle I/Oで、顔認識機能の実験はしているが、ユーザーにとってのメリットが確認できるまでは組み込まないと語った。
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