NTT Com、世界市場向けにマネージドセキュリティサービスを刷新へ

セキュリティサービスブランドを「WideAngle」に一新し、リスクマネジメントサービスのグローバル市場で提供していく。

» 2013年06月20日 16時18分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは6月20日、企業ネットワークのセキュリティ監視・対策などを行うマネージドセキュリティサービスの新ブランド「WideAngle」を発表した。併せてドイツの同社子会社Integralisグループの社名を「NTT Com Security」に順次変更し、WideAngleのサービスのグローバル展開を強化する。

新ブランドのロゴ

 WideAngleブランドで提供するマネージドセキュリティサービスは、(1)「Global Enterprise Methodology」というグローバルで統一したリスク分析、評価手法により、顧客のICT環境の調査・改善・モニタリングを含めた総合的なコンサルティングするサービス、(2)セキュリティ対策機器などの導入、(3)高度な「SIEM」エンジンを搭載した新セキュリティ運用基盤によりセキュリティリスクを検知・分析――などを提供する。

 (1)では世界14カ国450人以上の24時間によるセキュリティ提供体制を確立している。WideAngleマネージドセキュリティサービスの料金は、例えば、セキュリティ対策メニュー「NWセキュリティ(IPS&IDS)」およびセキュリティ機器「大規模向け」を利用する場合の月額料金で、オペレーションレベル「アクア」が15万円、同「スカイ」が31万円となっている。

 新ブランドによるサービス提供は28日から米国、日本、英国、シンガポールで開始し、7月にマレーシアとタイ、8月に香港とオーストラリア、11月にドイツで開始する。同社では今後、新セキュリティ運用基盤で対応可能なセキュリティ機器の拡大や分析エンジン機能の高度化、PCI-DSSなどのコンプライアンス対応といったサービス開発を進める。また、新セキュリティ運用基盤の設置国を順次拡大し、大量ログ分析および保管や各国規制への対応を実現していくという。

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