企業や個人に贈る夏休みのセキュリティ対策アドバイス毎年恒例ですが(2/3 ページ)

» 2013年08月07日 18時50分 公開
[國谷武史,ITmedia]

個人や家庭でのセキュリティ対策

 家庭でのPC利用では以下の点についてIPAが注意を呼び掛けています。

  • [最新バージョンの利用や修正プログラムの適用]使用しているPCのOSに修正プログラムを適用し、最新のバージョンに更新して脆弱性を解消しましょう。ソフトウェアにも修正プログラムを適用し、最新のバージョンに更新しておきましょう。
  • [USBメモリなどの取り扱いの徹底]所有者が分からない、自分で管理していないUSBメモリなどの外部記憶媒体はPCに接続しないようにしてウイルス感染を防ぎましょう。
  • [必要データのバックアップ]ウイルス感染などでPCが使用不能になる事態に備え、必要なデータは外部記憶媒体などへバックアップしておきましょう。
  • [情報取り扱いルールの徹底]過去を含めた業務関係のデータを扱ったPCではWinnyなどのファイル共有ソフトを使うのは、やめましょう。情報漏えいの危険性が高まります。
  • [SNSの注意]SNSでは他人のページなどに記載されたURLを安易にクリックしないようにしましょう。
  • [Webサイト利用時の注意]年齢確認の同意を求める画面が表示された場合、年齢確認以外にWebサイトの利用規約もよく読み、その先のWebサイトの利用を判断しましょう。
  • [パスワード管理の徹底]複数サービスでIDやパスワードを使い回している場合は、異なるパスワードに変更してください。
  • [ネットバンキング利用時の注意]インターネットバンキングなどの金融機関が第二認証情報(乱数表や合い言葉など)を全て入力するよう求めることはないので、こうした入力を促す画面が表示された場合は、絶対に情報を入力せず、サービス提供元に電話などで確認をしましょう。

 また、スマートフォンやタブレットでは不正アプリによる被害が予想されるため、(1)業務利用している場合は所属する団体の業務規程に従うこと、(2)アプリを信頼できる場所から入手し、インストール時に表示される「パーミッション」に必ず目を通して、疑問に感じた場合はインストールを中止すること、(3)Androidユーザーはセキュリティアプリを導入すること――も呼び掛けています。

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