JX手順とBACREX手順の併用環境を実現するオプション、インターコムが提供

JX手順とBACREX手順の併用環境を実現するオプション、インターコムが提供

» 2013年09月13日 18時25分 公開
[ITmedia]

 インターコムは9月13日、インターネットEDIのJX手順(クライアント型)に対応するEDI通信ソフト製品「Biware JXクライアント」に、同じくインターネットを利用したEDI(Web EDI)の「BACREX手順(クライアント発注型)」に対応する機能を追加できる「Biware BACREX手順オプション」を発表した。

 Biware BACREX手順オプションは、固定長形式のテキストデータを送受信することで取引業務を行うBACREX手順(クライアント発注型)を使用するためのオプション。作成した取引データを自動的に送受信できるため、Web EDIとは異なり、手入力の作業を必要とせずにEDIを実行できる。JX手順とBACREX手順の2つのクライアント手順を同一システム上で一元管理することが可能になる。

 BACREX手順は、電話回線などを使う旧来型のEDI(レガシーEDI)からJX手順のインターネットEDIによる流通BMSへの移行において、中間的な対応を実現する方式という位置付けになるため、中小規模の卸・メーカーでの利用が多い。

 今回のオプションにより、JX手順への移行を見据えて同一システムでJX手順とBACREX手順を扱えるようになる。特徴としては、(1)スケジュール実行とコマンドライン実行に対応して基幹システムとの連携を支援、(2)BACREX手順で取引したデータを基幹システムのデータフォーマットに変換する機能を標準搭載、(3)送受信データの圧縮やSSLによる暗号化通信に対応。通信回線の負荷軽減やセキュリティを確保――の3点が挙げられるという。

 提供価格は、ソフトウェア本体と1年間の保守サポートサービスのセットで5万2500円(税込)。17日に発売する。

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