更新版の「iOS 7.0.2」ではiPhoneなどのパスコードロック機能に存在する2件の脆弱性を修正した。
米Appleは9月26日、「iOS 7」のリリース直後に見つかったパスコードロック迂回の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。
同社のセキュリティ情報によると、更新版の「iOS 7.0.2」ではパスコードロック機能に存在する2件の脆弱性を修正した。このうちの1件はiPhone 4以降のiPhoneのみが対象。緊急通話ボタンを繰り返しタップする方法でリスタートさせ、ロックを解除して番号をダイヤルできてしまう恐れがあった。
もう1件はiPhone 4以降と第5世代以降のiPod touchおよびiPad 2以降を対象としている。ロックがかかった状態でアプリにアクセスしたり、カメラアプリを開いたりできてしまう脆弱性を修正した。
この脆弱性は、過去にも同様の脆弱性を発見している人物が見つけ、iOS 7がリリースされた翌日の9月19日に米経済紙Forbesが伝えていた。
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