「OS X Mountain Lion v10.8.5の追加アップデート」ではディレクトリサービスの脆弱性を修正。併せて「iTunes 11.1.1」も公開された。
米Appleは10月3日、「OS X Mountain Lion v10.8.5の追加アップデート」を公開し、脆弱性や不具合を修正した。アップデートの対象となるOS X Mountain Lionバージョン10.8〜10.8.5の全ユーザーに適用を勧告している。
同社のセキュリティ情報によると、脆弱性はディレクトリサービスでログイン情報を認証する際のロジック問題に起因する。悪用された場合、ローカルの攻撃者がパスワード認証をかわし、システム権限でディレクトリサービスを改ざんできてしまう恐れがあった。
セキュリティ以外にも、コンピュータがスリープ状態になると外付けドライブが排出されてしまう問題など、4件の不具合を修正したという。
また、iTunes更新版の「iTunes 11.1.1」も併せて公開された。こちらはiTunes Extrasが適切に表示されない問題や、削除されたポッドキャストに関する問題を修正し、安定性の向上を図っている。
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