LG Displayが、6インチスマートフォン向けの曲がるディスプレイの量産を開始した。プラスチック製で厚さ0.44ミリ、曲率半径は700ミリだ。
韓国LG Electronics傘下のLG Displayは10月7日、スマートフォン向けフレキシブル(曲がる)ディスプレイの量産を開始すると発表した。6インチで縦方向に曲がり、曲率半径は700ミリ。
LG Electronicsは11月にも曲面ディスプレイ搭載スマートフォンを発表するとうわさされているが、LG Displayの発表文では「来年、複数の新製品を投入する」となっている。
同社と競合する韓国Samsung Electronicsは9月、曲面ディスプレイ搭載端末を10月に韓国で発売することを明らかにしている。
LGのスマートフォン向け曲がるディスプレイはプラスチック製で、厚さは0.44ミリと現行のモバイル端末向けパネルとしては最薄で、重さは6インチで7.2グラム。
曲がるディスプレイは大画面テレビでは既に商用化されており、LG ElectronicsとSamsungが有機ELテレビを9000ドル前後で販売している。
LG Displayは、曲がるディスプレイは今後、車載ディスプレイ、タブレット、ウェアラブル端末などに採用されるようになるとし、市場規模は2016年までに15億ドル規模に、2019年までに100億ドル規模になるという米調査会社IHS Display Bankによる予測を引いた。
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