Appleが、MicrosoftのKinectや3D Systemsの3Dスキャナーが採用する3Dセンサーを手掛けるイスラエルの非公開企業PrimeSenseを買収した。
米Appleがモーションセンサーを手掛けるイスラエルPrimeSenseを買収した。米AllThingsDは11月25日(現地時間)、AppleとPrimeSenseが取引について認めたと報じた。AllThingsDによると、買収総額は約3億6000万ドル。
PrimeSenseはテルアビブに拠点を置く2005年創業の非公開企業。3Dのジェスチャーを認識するセンサーを提供しており、米MicrosoftのKinect(初代)も同社の技術を採用している。Kinectとほぼ同じ機能を持ち、AndroidやMacでも利用できる3Dセンサーを200ドルで販売している。また、同社の3D SoC「Carmine」は2000万人以上のユーザーが使っているという。3Dプリンタメーカーの米3D Systemsが最近発表した3DスキャナーもCarmineを搭載する(記事末に同社の技術を紹介する動画を添付した)。
AppleはPrimeSenseの3D技術をApple TVやうわさされるウェアラブル端末で採用するとみられている。
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