最新版の「Chrome 33.0.1750.146」では19件のセキュリティ問題を修正した。
米Googleは3月3日、Webブラウザ安定版「Chrome 33」のアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開し、多数の深刻な脆弱性に対処した。
同社のブログによると、最新版の「Chrome 33.0.1750.146」では19件のセキュリティ問題を修正した。このうち「SVG画像における解放後使用」「音声認識における解放後使用」「ソフトウェアレンダリングにおけるヒープバッファオーバーフロー」などの脆弱性は、4段階の危険度評価で上から2番目の「High Severity」と位置付けている。
これら脆弱性を悪用された場合、サンドボックス内で任意のコードを実行されるなどの危険があるとされる。発見者にはそれぞれ500〜2000ドルの賞金が贈呈された。
更新版ではこの他にもクラッシュを引き起こす問題やバグなどが多数修正されている。
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