Microsoft、キーボード上のジェスチャーでズームやスワイプができるキーボードを披露

キーボードに埋め込んだ近接センサーで手の動きを検知し、ディスプレイにタッチしなくてもピンチ&ズームやスワイプができるキーボードのプロトタイプをMicrosoft Researchが発表した。

» 2014年04月30日 14時15分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchが4月26日(現地時間)、キーボード上に載せたり浮かせたりした手のジェスチャーでスワイプやズームなどの画面操作ができる試作キーボードの動画を公式YouTubeで公開した。

 mr 1 キーボード上でズームのジェスチャーをすることで画面を拡大できる

 この「Motion Sensing Mechanical Keyboard」は、通常のキートップの合間に格子状に埋め込んだ赤外線近接センサーと、動的なジェスチャーをリアルタイムで解析する機械学習アルゴリズムを組み合わせて実現したもの。公開された動画では、スワイプやズームだけでなく、アプリの切り替えや、ドライブゲームでは架空のホイールを握って運転する様子が紹介されている。

 mr 2 キーボードの間に埋め込まれた近接センサー

 製品化されるかどうかは不明だが、Windows 8.1でのピンチ&ズームやテキスト入力などの操作をすべてキーボード上で行えるようになったら便利そうだ。

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