WebページにGoogle Earthの3D地球儀を埋め込むAPIが来年12月に使えなくなる。このAPIが、ChromeやFirefoxがサポート終了するNPAPIを必要とするためとGoogleは説明した。
米Googleは12月12日(現地時間)、「Google Earth API」の提供を1年後の2015年12月12日に終了すると発表した。
Google Earth APIは、Google Earthの3D地球儀をWebページに埋め込めるAPI。Googleが2008年6月から提供している。
提供終了の主な理由として同社は、このAPIがレガシーでセキュリティ上の問題をはらむ「Netscape Plug-in API」(NPAPI)を使っているためと説明した。同社は既にChromeブラウザでのNPAPIサポート終了を発表している。この発表の際、NPAPIを採用しているGoogle Earthプラグインの月間使用率は2013年9月の9.1%から2014年10月には0.1%に減少したことを明らかにした。
MozillaもFirefoxでのNPAPIサポート終了を発表している。
GoogleがGoogle Earth APIに代わる3D地球儀ツールを提供するかどうかは不明だが、同社は「3Dはわれわれの体の一部になっている。今はまだ具体的なことは言えないが、今後さらにエキサイティングなニュースを発表するのを楽しみにしている」と語った。
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