iPadをMacのサブディスプレイにする「Duet Display」、Windowsにも近く対応

iOS端末をlightning/30ピンケーブルでMacに接続してサブディスプレイにするツール「Duet Display」が1500円で登場。開発したのは元Appleのソフトウェアエンジニアだ。

» 2014年12月22日 14時22分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleの元エンジニア、ラフール・デワン氏は12月18日(現地時間)、MacにiPadをlightningあるいは30ピンケーブルで接続し、サブディスプレイとして利用できるようにする有料アプリ「Duet Display」をリリースした。

 iOSアプリはApp Storeからダウンロードできる。日本での販売価格は1500円。Mac側のアプリは専用ページからダウンロードする(Macのアプリはインストール後再起動する必要がある)。

 duet 1

 対応するOSは、Mac側はOS X 10.9以上、iPad側はiOS 6.0以上(iPhoneでも利用できる)。FAQによると、Windowsにも「あなたが思っているよりも早く」対応するという。

 また、現在は1度に接続できる端末は1台のみだが、マルチディスプレイ化も検討しているという。

 実際に少し使ってみたところ、ディスプレイポートに接続したディスプレイとほぼ同等のユーザー体験を得られた。

 Mac側で、iOS端末の解像度とフレームレートを2段階から選べる。ただし、高画質にするほどMacへの負荷が高くなるので、例えばAdobe Photoshopなどのツールパレット置き場として使うなら、低い解像度/フレームレートに設定した方がいいだろう。

 duet 2 Photoshopで試してみた

 なお、Duetという名前はマルチディスプレイではなく、iOSとOS Xのハードウェア/ソフトウェアがハーモニーを奏でるという意味だという。


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