Facebookが、デスクトップのWebブラウザで使えるメッセンジャーの単体Webアプリを立ち上げた。3月に発表したメッセンジャーのプラットフォーム化の一環だ。
米Facebookは4月8日(現地時間)、チャット機能「Facebookメッセンジャー」専用のWebサイト「Messenger.com」を立ち上げた。メッセンジャーのモバイルアプリと同様に、デスクトップでもFacebookを開かずにメッセンジャーだけを使える。
Facebookのアカウントでログインすると、モバイルアプリ版のFacebookメッセンジャーと同じようなユーザーインタフェースのページが開く。
左側に友だちリストが、中央にメッセージのやりとりが、右側にやりとりをしている相手のプロフィールが表示される(ウィンドウの横幅をせばめると右カラムは消える)。
モバイルアプリやFacebook本体(Facebook.com)でできることはほとんどできる。
Facebookのニュースフィードはあまり見ないがメッセンジャーは頻繁に使うというようなユーザーにとっては便利だろう。
Facebookは2011年にモバイルアプリ版の単体メッセンジャーアプリをリリースし、2014年10月に公式Facebookアプリからメッセンジャー機能を削除し、モバイルでのメッセージングは単体アプリでのみ行えるようにした。デスクトップでのFacebookメッセンジャーの利用は、現在はまだFacebook本体でも可能だ。
Facebookは声明文で、「(Messenger.comに)ログインすれば、デスクトップでのメッセージング体験にダイレクトに入り込み、(Facebook本体やモバイルアプリで)中断した会話を続けることができる」と語った。
同社は3月の開発者会議「F8」で、メッセンジャーをプラットフォーム化する方針を発表している。Messenger.comの立ち上げは、その一環とみることができる。
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